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『突発性獣耳生』
読んで字のごとく、突然獣耳が生えてくる病気の病名だ。
何で耳が生えてくるからまだ解明されていないが、余り体に害はなく、何日間か我慢すれば元に戻るので、国の方でも本腰を入れて研究をしようとしない。ただ、99%体に害は無いと言う訳でもない。
耳は何が生えてくるかはお楽しみだが、生えてきたらその生えてきた耳の動物と同じ習性を持つ事になる。
例えるなら、猫なら日向ごっこするとか、顔を洗うとか、毛繕いなどと言った事である。
これは、耳が生えたきた人達にアンケートした結果から分かった事だ。大半の人が、生えてきた耳に合った習性をしていたと、本人と周りの人達から回答されている。
大体耳が無くなるのには、最短で3日、最長で1ヶ月と、その人によるのか耳なのかはまだ定かではないが、治る期間はマチマチである。
発症してから1年。アンケートの備考欄にこんな事が書かれるようになった。
『耳が生えてきた翌日に尻尾が生えてきた』
20人に1人の割合で尻尾までもが生えるようになった。
何故今まで生えて来なかったのか?そこら辺はまだ解らないが、この病原菌は“進化”する。そう分かった国は、事態を改め、突発性獣耳生の解明へとやっと重い腰を上げた。
発生から3年。国の調査から2年が過ぎた。これと言った新しい生例は現れず、突発性獣耳生も一段落でもついたか?と思う今日この頃。 事件はとある学校で起こった。

プロローグ。
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