「アキ、毎回持ってくるなと言っているだろう…」

 日本人記者の中村 秋光が51分署のヴォス警部補に合いに来たのは、2、3分前だ。
 何時ものように手には土産と称した賄賂のチョコがある。

「季節限定だぜ」

「賄賂だな」

「いつもの事じゃないか」

「いつもいつも持って来るなと言っている」

「だから、雑誌は家に送ってるじゃないか。奥さん、喜んでんだろ?」

「迷惑がっている」



「それは警部補だけだろ?」



 アキのニコヤかな笑顔が今日も咲いている。





プラウザの戻るでお戻りください。