「クラヴィス!」

名を呼ばれた方へと振り返れば、そこにはルヴァがいた。

「何かしたか?」

「しらばっくれないでください!またジュリアスと言い合ったと聞きましたよ」

なんだ、そんな事か。

と言い合った原因の根元は素知らぬ顔で眠たそうだ。

「貴方と言う人は…」

「わざわざそんな事を言いに来たのか?」

「そんな事って…」

「何時もの事だ。そなたが気に病む事でもない」

「…」

むぅっとクラヴィスを睨む。

「そなたとて長い付き合い。分かっておろう?」

「クラヴィス…」

「ジュリアスも分かっているはずだ。心配するだけ無駄だ」

そう言い、ルヴァの頭をポンポンと叩いてその場を去って行った。後に残されたルヴァは、少しずれたターバンを直しながら、はぁーとため息をついた。



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