「知ってるかい?山南“先生”」
「何ですか?芹沢先生」
「死体ってのはね、“なく”んだよ」
「“なく”ん…ですか?」
「あぁ、“なく”んだよ。ひび割れたような声でな」
「はぁ…」
「信じちゃいないんだろうが、本当の話しさ…あんたも……そのうち聞こえてくるぜ」
「…」
「あんたも…
俺と同じ臭いがするからな…」
――ひび鳴る寂しさが灯りになる