※やってるっていうか、嘗めて噛んでます。指とか耳とか。
斉藤×伊東です。大丈夫な方だけスクロール。


















































「うぅん…はぁ」


 朝の一件から六刻ー今で言うなら12時間ー過ぎた酉の刻(18時頃)。
 斎藤は朝言った通り、屯所から男色御用達の宿場へと場所を変え、昼を我慢し、夜まで待った。伊東はと言うと、逃げも隠れもせずに斎藤の後をついてきた。結局の所、お互い両思いなんだからしょうがない。
 今もこうやって斎藤からの愛撫でに答えている。

「先生。可愛いですよ」

 斎藤が耳元で話す。
 それがむず痒い。

「年上で男の私を可愛い。と言う貴方は可笑しい」

「可愛く見えるからしょうがない。私の目には先生は可愛く見えるんですよ…すべてが」

 伊東の右手を取り、指先を丁寧に嘗め始めた。

「ひゃぁ!?さ、斎藤君!!」

 指を嘗める。なんて事をするとは思わなかった伊東は変な声をあげてしまった。

「可愛いですよ、伊東先生」

 伊東は顔を真っ赤にして何も言わない。行動はさらに大胆になっていった。

「うぅ…っあ!!」

 大人しく指だけを嘗めていたと思ったら、耳の裏を嘗めったり甘噛みしたりとやりたいほうだい。

「ふぅ……あぁ!!…やめぇ!」

 舌を耳の中へといれる。ぐちゅぐちゅ、と音が直に聞こえて恥ずかしいばかりである。きつく目を閉じていると、斎藤が目を開けて下さい、と言ってきた。
 伊東はそれに応じず、益々目を閉じた。

「…」

 そんな一生懸命に目を閉じている伊東は子供ぽくって可愛い。

「伊東先生」

「いゃ…です」

 何度懇願しても目を開けてくれない。
 流石の斎藤もこのままヤるのは嫌なので、むりくり開かせる事にした。

「…っ!!」

 無防備だった口内へと舌をいれ、逃げる伊東の舌へと絡み、いやらしい音をわざと出して伊東を翻弄し始めた。

「ふぅ…ぁあ…」

 飲み下せない唾液が口の端から落ちていく。
 何時しか、伊東も斎藤に答えるように自ら舌を絡ませ始めた。 一通り荒らしてから、名残惜しそうに銀の糸を互いの唇に残しながら離れた。

「はぁ…はぁ……」

 部屋には伊東の荒い息遣いしか響かない。

「いとぅせんせぇい」

 耳元で響く甘い声。伊東はその声を聞くだけでも体が反応してしまう。

「斎藤君だけだ…」

 伊東が小さく呟いた。

「斎藤君だけだ…私の中に土足で入ってくるのは」

「私が土足で入れるのは、“貴方がそうさせてるから”ですよ」

「っ!」

 ますます顔を赤くする。それがどうにも可愛らしくてしょうがない。

「伊東先生」

 伊東を両手で抱き寄せた。

「…」

「夜はこれからです」



 二人の夜は更けてった。





ひめはじめ。その後。