夕方。
山南の家にて。



 テレビを見ながら、学校の帰りに寄ったコンビニで買ってきたアイスを二人で食べていた。

「今日は、本当・・・見るもんないなぁー」

「仕方ないですよ、正月が近いんですから・・・あ、26日から郵便局の短期バイトがあるんで、帰ってくるの遅いですから」

「あぁー了解。俺も24日から短期のバイトだから遅いわ」

「帰ってくるのは何時ですか?」

「うぅーん・・・終わりが21時って話だから、21時半までには帰ってこれると思う。山南は?」

「長くても19時ですから、19時半前には帰ってこれます」

「元旦は休み?」

「まだ日程表が出てないんで、なんともいえません」

「そっかぁー」

 土方は未だに山南の家に泊まっている。
 本当は、今日帰る予定だったが、親の都合で伸びたのだ。
 今週いっぱいか、来週いっぱいまでいる予定だ。

「そういや、正月はどうすんだ?」

「別に、実家に戻る予定はありませんよ」

「なら、家来ない?」

「はぃ?」

「いや、どうせ暇なら、俺うちに来ない?」

「何で正月にわざわざ人様の家に行かなければならないんですか」

「どうせ、母さんとか喜ぶだろうし、いいだろ?」

「そっちが良くても、私は良くないです。非常識じゃないですか」

「うちには常識非常識はあったもんじゃないよ。あ、それとも、兄さんとところにでも行くのか?」

「行きません。兄さんは年中無休で世界各国を回っている人なんで、正月もなんもあったもんじゃありません」

「お前の兄さんって何やってるんだよ」

「まぁ・・・いろいろです」




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