カシャカシャカシャカシャ

 そろばんの玉の音が歩くたびに上下にゆれて音をたてる。

「おはよう、沖田君」

「おはようございます。山南さん♪」

 子豚のサイゾーを両手に抱え、しゃがみ込んで花を眺めていた。

「ブギィーブギギ」

 サイゾーが元気良く朝の挨拶?をしてきた。

 そんなサイゾーの頭をよしよしと撫でて、答える山南。懐に入れていた算盤が落ちそうで落ちない。

「相変わらず早いですねー。どっかの誰かさんとは大違い」

「ハハハハ・・・・」

 空を見上げれば、雲が気持ち良く青い空を泳いでいた。
 花達は、そよ風に揺られながら花々のカ落ちを町へと運んでいた。

「今日も忙しくなりそうだ・・・」

「そうですね・・・」


 新撰組の一日が始まる。





朝のあいさつ