昨日の晩から降り始めた雨は、いまだ降り止まずに降っている。

 ときたま、激しい風が吹き、ガタガタと板を揺らす。
 今にでも扉が飛んでいきそうだ。

 瓦が何枚も飛んでいっては、近場で割れる音がする。ガシャン、ガシャンと音が聞こえる。
 瓦屋根のこっちにしてればいい迷惑だ。

 はやく止め。
 そう願うばかりだ。

 雨音と風で扉がガタガタ揺れる音が止まず、寝たくても寝れない。
 明日は一日中寝ていたい…が、上司がそうさせてくれるわけがない。

「はぁー」

 軽く溜め息をつきながら、ますます体をすぼめる竜導であった。





嵐の夜に。